先日ご紹介したX-Plane11用 iniBuildsのA310ですが中々良い機体でもう少し記事にしてみたいと思います。最近の機種と比べてコックピットのレイアウトも違う部分もありますが、このアドオン機体独自の便利な機能がいくつかあります。
便利な機能(EFB・CPDLC)
このA310には機体の各種設定や地上の支援車両の据え付け等を行うEFBが機長席の左側(副操縦士は右側)にあります。simbrief等で算出した燃料関係の入力、離着陸のパフォーマンスの計算も行ってくれます。そしてこのEFBで作成したこれらの情報をFMSへ転送してくれるのでFMSへの入力が楽になります。他にATISの情報取得や客室内の照明設定、ドアの開閉を行うことが出来ます。
また、このA310にはCPDLC(管制官とパイロットとのデータリンク通信)が利用できます。これは、コックピットから管制官と音声ではなくデータで通信する方法です。高度や速度の割り当て、情報の要求などのメッセージのやり取りに使用することを目的としていますが、使えない機能がいくつかありました。この機能を利用するには「Hoppie’s ACARS」と言うサイトに登録する必要があります。詳細は以下のリンクをどうぞ。
このCPDLCでは洋上位置のレポート、飛行計画に関する管制官とのデータでのやり取りや、ライブ気象情報をMETARやTAFそれにATIS形式で、コックピットのペデスタルパネルのプリンターから印刷できます。但し、上述のように一部出来ない機能もあるようです。
simbriefとのリンクでフライトプランの読み込みも可能
色々な事が出来るA310ですが、便利だと思うのはセンターペデスタル付近にあるCPDLCや無線周波数を設定する機器がありますが、この機器を通じてsimbriefで作成したフライトプランをFMSへ転送する事が出来ます。これは結構使い勝手が良いですね。これを利用するにはEFBで予めsimbriefの登録名を入力しておく必要があります。そうするとセンタ-ペデスタル付近のCPDLCの機器に自身のsimbriefの登録名が表示され、「COMPANY ROUTE」を押すと作成したフライトプランがFMSへ転送されます。
今回はiniBuildsのA310でフライトプランや様々なデータのやり取りができる機能をざっくりとですがご紹介しました。色々と使いこなせればフライトが便利で楽しくなると思います。
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