フライトシミュレータで旅客機を飛ばす時にはどのタイミングからスタ-トされますか?私は着陸の練習以外ではCold & Darkから始める事がほとんどです。しかし、Cold & Darkから始めると多くの項目をチェックリストに沿って確認作業を行うので結構時間がかかります。Cold&Darkから始めたいけど早く滑走路へ向けてタクシ-したい人向けに必要最低限な項目を纏めてみました。リアルの飛行ではそうはいきませんが、ゲ-ムですから端折っても問題なくほとんどのスイッチ類は初めからチェック項目通りになっています。よって一部のスイッチ類を設定していけばOKです。今回は、MSFSの旅客機でも無償で完成度が高く、且つ人気のあるFlyByWireのA320nxで纏めてみたいと思います。
Cold&Darkからエンジン始動、タキシ-開始まで
A320nxのチェックリストはネット上にいくつかありチェックする順番や項目に若干違いが見られますが、参考にしているのはFlightsim.toから入手できる以下のチェックリストです。結構わかりやすいです。
Preliminary Cockpit Preparation
ここでは、以下の項目が設定出来ていれば概ねOKです。
- Batteryスイッチ ON( 1 & 2)
- Ext. Power ON (ここで照明関連を明るくしておきましょう)
- APU Masterスイッチ ON(ECAM画面を予めAPU情報にセット)
- APU Startスイッチ ON
- Ext.Powerスイッチ OFF (上記4.の後、ECAM画面でAPUがAvailable表示になれば)
- APU Bleedスイッチ ON (地上のAIR設備が無ければ)
Cockpit Preparation
以下の項目を設定しましょう。場合によっては既に設定されている場合もあり。
- ADRIS Mode セレクタ-を3つ共NAVに設定
- ストロボをAUTOに
- シ-トベルトサインをON、No SmokingサインをAUTOに
- Emer Exit LTをARMに
- Altimeter/Baro Ref SET/LOCALに
- FDボタンをONに(既にONになっている場合あり)
- A/SKID &NW Steering (初めからONになっているも場合あり)
- スラストレバ― アイドルへ確認
- Transponder MODE AUTO
4と5の間位でフライトプランの情報をMCDUへインプットしていきますがこの部分は別途纏めます。
BEFORE PUSHBACK & ENGINE START
いよいよエンジン始動です。
- EXT POWERがOFFになっているか確認し、外部電源を外す
- プッシュバック開始(デフォルトの付属のプッシュバック機能やアドオンのプッシュバックヘルパ-等でプッシュバック開始)
- ビーコンライトをオン
- Fuel Pimpsをすべてオン
- ENG Mode SelectorをIGN/START位置に
- ENG Master 2 スイッチをON
- N1がAvail表示になればOK
- ENG Master 1スイッチを6-7同様に行う
以上でエンジンスタ-トとなります。
AFTER START & BEFORE TAXI
エンジンスタ-ト後タクシ-開始までの動作です。
- ENG Mode SelectorをNORM位置に
- APU BleedをOFFに
- APU MasterスイッチをOFFに
- グランドスポイラ―をARMに
- フラップを設定
以上がCOLD&DARKからエンジン始動、タクシ-可能な状態までの超簡略型の手順のFlyByWireA32nxバ-ジョンとなります。とても適当な手順かもしれませんが、これで取りあえずは飛行機を動かすことが出来ると思います。勿論本格的なチェックリストに沿ってではありませんが、COLD&DARKから始めたいけど早く離陸したいと言う方向けの手順でした。なお、MCDUへのインプットは纏めると1つの記事が出来そうですのでまた後日纏めてみたいと思います。
コメント