SDR受信機のKiwiを以前取り上げましたが、その時はBCLとしての視点からのご紹介でした。今回はこれを英語の学習手段として活用しようと言うわけで今回は日本では通常受信できないアメリカのAM局をターゲットとしてみました。なお、Kiwi SDRについての詳細は下記の記事をご参照ください。
アメリカには数えきれない位のラジオ局が
アメリカ人はラジオ好きな国民です。WRTHと言う世界中のラジオ局が掲載されているラジオ年鑑のような本があるのですが、そのUSAパートにはAM局だけで約2000局弱、FM局についてはそれ以上の放送局が掲載されています。恐ろしい数の局数でね。なお、アメリカのラジオ局は日本のラジオ局のようにトーク、音楽、ニュース…と言ったなんでもありの放送形態よりも、ジャンル毎に専門化されている局が多いです。また、音楽もジャズ、ロック、オールディーズ、クラシック等々…細分化されており各々の専門局があります。海外ではジャンル毎に細分化された放送局が多いですね。日本はせいぜいFM局が音楽が多いというくらいの分け方がされているくらいですね。
放送局名はK〇〇〇又はW〇〇〇の2通り
日本ではTBSラジオとかニッポン放送と言った局名が一般的となっていますが、JO○○と言ったコールサインも各局に付いています。一方、アメリカのラジオ局はコールサイン=ラジオ局名となっているのが一般的です。アメリカのラジオ局のコールサインはKで始まる局とWで始まる局があります。KとWの後にはアルファベットが2-3つ付きます。FM局には数字が付いたりする局もあるようです。なおKとWはミシシッピ川を隔てて東にある局はWから、西にある局はKから始まります。
アメリカ国内のKiwi SDRを経由して聞く
アメリカのAM局を聞くので対象はアメリカ国内に設置されているKiwi SDRを選びます。自分が聞きたいエリアにKiwiSDRが設置されているかマップから確認します。アメリカは多くのKiwiSDRが設置されていますので、全米の色々な地域の放送が聞けそうです。
英語の学習にはニュ-ス専門局がおすすめ
膨大な数のラジオ局からどれを聞きたいか・・・これは個人の好みによりますが、私はニュ-ス専門局が聞きやすいのではと思います。音楽主体の局だと音楽ばかりで勉強になりませんし、トーク系のラジオだと超早口&俗語いっぱいで何がなんだかわからない状態にもなりかねません。その点、ニュ-ス専門局ならアナウンサ-の話し方も落ち着いていることも多く聞きやすいと思います。でも、英語学習者に向けた放送ではありませんので、勿論スピ-ドは早いです。ご参考にいくつかニュ-ス専門のAM局を以下ご紹介します。Kiwiで聞く場合は聞きたい局がある地域のKiwiSDRを利用します。
1)WCBS 880kHz New York
2)KCBS 740kHz SanFrancisco
3)WBBM 780kHz Chicago
今回はKiwiSDRを活用した英語学習についてご紹介しました。お気に入りの局を見つけて聞き続ける事でリスニング力向上&その土地にいる気分に浸れますよ。
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