ボ-イングやエアバスの旅客機を飛ばす場合、多くの方はフライトプランをFMC(エアバスではMCDUと言いますが)に入力して飛行する事が多いと思います。ただ、FMCへの入力はマウスでカチカチと入力していきますが、結構手がだるくなります。でもこのWebFMC があればゲーム上のFMCを スマホやタブレットで連動させる事ができ、タッチしながらFMCへの入力が出来ます。また、別のモニタ-があればそこに映す事も出来ますので、いちいち画面を移動させてFMCを確認する動作が不要となります。今回はこのWebFMC をご紹介します。
基本的に有料ですが・・・
今回ご紹介するWebFMC ですが基本的には有料のユーティリティです。購入はX PLANE Org Storeから購入できます。対応機種も、A320シリーズやB767、777等の主要どころの有償機体で利用できます。価格も現状U$19.99と2,000円少しですのでお手頃だと思います。
ローカルネットワ-クを介して、別のPCモニタ-、スマホ、タブレット等で実行されているWEBブラウザ-で、選択したX PLANE11の飛行機のCDU/FMCにアクセスし、映し出すことが出来ます。また、機体によってはデュアルCDUと言って、キャプテンと副操縦士のCDUを瞬時に切り替えられる機能があります。以下に、別のPCモニタ-、スマホ、タブレットで実演している動画がありますので、どんなものか見て頂ければおわかりになると思います。
一部の機体は無料で利用可能
上記の通り、基本的に有料のユーティリティですが、一部の機体には無料で利用できます。無料で利用可能な機体はZIBO MODのB737-800、それにZIBOの機体をベースとしたX737 projectの機体(737-700)やUltimateのB737-900です。
導入方法は簡単です
無料版の導入はX PLANAE.ORGからダウンロ-ドします。ダウンロ-ドしたフォルダはX PLANE11→Resources→Pluginsのフォルダへ入れます。導入自体はこれで終わりです。
タブレットやスマホに表示するには
インスト-ル後はX PLANE11を起動します。そして、ZIBOの737等の対象MODを選択した後に、それぞれ自分の接続したいデバイス(スマホ、タブレット、サブモニタ-等)をローカルネットワ-クにWIFI経由で接続します。その際に、自分のX PLANE11のネットワ-ク設定画面でIPアドレスを確認しておきます。
今度は表示したいデバイスからGoogle chrome等のウェブブラウザを起動し先ほど確認したIPアドレスとポート9090を入力します。(例:IPアドレスが123.456.78.90ならhttp://123.456.78.90:9090と入れます。)そうすると、下記の画像の通り、同じFMCの画面がデバイスに映し出されます。こうすれば、いちいちマウスでカチカチやらなくてもタブレットでFMCへ入力が出来ます。スマホでも出来る事を確認しましたがタブレットの方が程よい大きさで扱いやすいと思います。
このWebFMC、有償ですがX PLANEでも高評価のZIMOの737に無償で利用できるのはメリットが大きいと思います。私も旅客機でもっとも頻繁に飛ばす機体なので、FMC入力の負荷軽減にとても貢献しています。有償でも2,000円程度でFlight Factor, Jar Design, ToLiss等の有償機体にも拡張できますので投資効果は大きいのではないでしょうか?
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