SimBrief OFPの見方① 1ページ目を徹底解説【画像付き】

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SimBriefでフライトプランを作成すると何ページもあるOFP(Operational Flight Plan)が出力されます。しかし、「英語ばかりで何が書いてあるのか?」、「FINRESって?」、「AVG W/Cって?」等々…悩む方も多いでしょう。OFPは全ぺージ理解する必要はありません。そこで今回は、初心者がMSFSやX-Plane12で主に旅客機で飛ぶ際に理解しておくべき5ページ分について、調べたことを一つ一つわかりやすく忘備録としてまとめて解説していきます。今回は1ページ目です。なお、SimBreifについては下記の過去の記事をご覧ください。

【2026年版】SimBriefの使い方  MSFS2024/2020・X-Planeでフライトプランを作成する方法
MSFS2020には出発空港と目的空港を設定すればフライトプランを作成する事が出来ますが、無料で航空会社で使われているような本格的なフライトプランが作成できる「SimBrief」と言うサイトがあります。今回はその「SimBrief」を使ってフライトプランを作成します。
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1ページ目はフライトプランの概要

SimBriefでフライトプラン(OFP)を作成すると、最初に表示されるのが1ページ目です。数字や略語が並んでいるので難しく感じますが、実はこのページだけでも「どこへ飛ぶのか」「どのくらい燃料を積むのか」「どんな風なのか」「飛行時間はどれくらいなのか」等が分かります。

今回は実際の「羽田→新千歳」のOFPを例に、一つずつ見ていきましょう。

① 出発・到着空港

赤枠内①はRJTT → RJCCとなっています。これはRJTT=東京国際空港(羽田)、RJCC=新千歳空港という意味です。その横にはA20Nとあります。これはAirbus A320neoのICAO機種コードです。

② 出発・到着時刻

赤枠内②に0805 / 0825、0943 / 0951とありますが、これは順番にOUT(ゲートを離れる)、OFF(離陸)、ON(着陸)、IN(スポット到着)という各々の時刻です。これは標準的な時間で、勿論空港の混雑具合で実際は変わると思います。

③距離や風の部分

赤枠内③は主に距離や風に関する項目です。

項目意味
CI(Cost Index)飛行速度を決める指標。数値が小さいほど燃費重視、大きいほど時間重視。今回の「CI12」は燃費を重視した設定です。
CRZ SYS(Cruise System)SimBriefが巡航性能を計算するために使用したシステム。通常は特に意識する必要はありません。
GND DIST(Ground Distance)出発空港から到着空港までの地図上の距離(NM)です。
AIR DIST(Air Distance)実際に飛行する予定の距離です。飛行経路や風の影響でGND DISTと多少異なることがあります。
G/C DIST(Great Circle Distance)地球上で出発地と目的地を結ぶ最短距離(大圏距離)です。実際の飛行ではSID・STAR・航空路を飛ぶため、この距離どおりには飛びません。
AVG WIND(Average Wind)飛行全体の平均風向・風速です。「271/028」は271°から28ktの風を表します。
AVG W/C(Average Wind Component)飛行全体の平均風成分です。Pは追い風、Mは向かい風を意味します。例えば「P004」は平均4ktの追い風です。
AVG ISA(Average ISA Deviation)標準大気(ISA)との差を表します。Pは標準大気より暖かく、Mは寒いことを意味します。
AVG FF(Average Fuel Flow)巡航中の平均燃料消費量(kg/h)です。燃費の目安になります。
FUEL BIAS燃料補正値です。航空会社では実績に応じて補正することがありますが、SimBriefでは通常「0.0」のままで問題ありません。

④ 燃料と重量に関する項目

赤枠④は燃料と重量に関する項目です。

項目意味
MAXIMUM TOW(Maximum Takeoff Weight)機体が安全に離陸できる最大重量です。この重量を超えると離陸できません。
MAXIMUM LAW(Maximum Landing Weight)機体が安全に着陸できる最大重量です。この重量を超えて着陸すると機体に過大な負荷がかかる可能性があります。
MAXIMUM ZFW(Maximum Zero Fuel Weight)燃料を除いた機体・乗客・貨物の合計重量の上限です。構造上の制限重量になります。
ESTIMATED TOW(Estimated Takeoff Weight)今回のフライトで予定されている離陸重量です。燃料・乗客・貨物を含めた重量で、MAXIMUM TOW以下であることを確認します。
ESTIMATED LAW(Estimated Landing Weight)到着時に予想される着陸重量です。飛行中に消費する燃料を差し引いた重量で、MAXIMUM LAW以下である必要があります。
ESTIMATED ZFW(Estimated Zero Fuel Weight)今回のフライトで予定されているゼロ燃料重量です。乗客や貨物の搭載状況によって変わります。

⑤巡航高度

赤枠⑤は今回のフライトではFL0390、高度39,000FTの巡航高度となっています。 

続いては搭載燃料に関する項目です。

⑥ 燃料と重量に関する項目

項目意味
TRIP飛行に必要な燃料
CONT予備燃料(15分)
ALTN代替空港まで飛ぶ燃料
FINRES最終予備燃料
TAXI地上走行燃料
BLOCK FUEL搭載する総燃料

赤枠⑥内で、今回の便ではTRIPが2769kg、つまり羽田から新千歳まで飛ぶための燃料です。なお今回の代替空港はRJSA(青森空港)が指定されていますので青森空港までの燃料も積んで合計でBLOCK FUELが5681kgでこれが実際に搭載する燃料になります。

⑦ NO TANKERING NO TANKERING RECOMMENDED

最後に赤枠⑦です。今回は「余分な燃料を積む必要はありません」という意味です。実際の航空会社では到着空港のある国の燃料価格の違いを考えて、多めに給油する「タンクリング(Tankering)」を行うことがあるようですがフライトシミュレ-タではあまり気にしない部分です。

以上が1ページ目のポイントの解説です。これだけわかるとフライトの概要の理解がぐっと深まると思います。次回は2ページ目のルートについての読み方を纏めてみたいと思います。

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