Rotate社が開発するX-Plane用人気機体「MD-11」に、バージョン1.20がテスト版として公開されています。このバージョンから、SimBriefとの連携機能(ACARS)をはじめ、フライトプランの自動取得や新しいAOCページの追加など、数多くの機能が実装されています。特にSimBriefを利用している方にとっては、運航準備がこれまで以上にスムーズになり、より便利にフライトを楽しめるようになりました。この記事では、特にSimBreifとの連携を中心に取り上げてみたいと思います。
AOC(Airline Operational Control)
バージョン1.20の最大の新機能は、AOC(Airline Operational Control)システムです。これはせんが実機にもある機能のようです。これはFMC内のデータリンクベースの通信機能で、航空機がACARSを介して航空会社の運航管理システムや地上システムと運航情報を交換できるようにします。AOCメニューを通して、パイロットはフライトプラン、気象情報、ロードシートなどのデータを要求および受信できるほか、出発・到着メッセージなどのステータス更新を送信することもできます。これにより、音声通信だけに頼ることなく、より効率的で連携のとれた運航が可能になります。ここでは、Navigraph Simbriefツールと連携して動作しますのでSimbriefの登録が必須となります。これまでX-Planeの機体はSimBreifの情報を取り込むにはMSFSと比べるとやや面倒でしたのでこれは便利だと思います。

Simbriefで作成したフライトプランを反映させる
SimBrifで作成したフライトプランを反映させるにはまずはFMSのAOCにアクセスします。FMSの”MENU”ボタンを押して左上の”FMC-1”を押します。すると、”A/C STATUS”画面になります。そこで今度は”REF”ボタンを押すと次の画面で右上辺りに”AOC COMM”がありますのでそれを選択すれば、AOCメニューが表示されます。今回のフライトプランはRJTT(羽田)からRJCC(新千歳)なので、左上のFPLN REQUESTのカッコ内にRJTTRJCCと入力し、その左横のボタンを押します。
項目にアスタリスク * が付いている場合は、AOC がアクティブで有効化できます。SEND REQUESTを押すと、 ACT FPLN UPLINK (Ready)が有効化されます。これにより AOC ルートが表示されます
SimBriefで作成したフライトプランが取り込まれていることが分かります。
RJTT/RJCCの完全なルート(2ページ)が表示され、 *INSERT ACTを押してFMCにフライトプランを挿入すると、ルートがFMS FPLNに表示され、基本的なルート情報がINITページに挿入されます。ただし、ルート内で”F-PLN-DISCONTINUITY”が出ていればCLRさせて途切れているルートを繋ぎます。 なお、AOCリクエストには、 T/Oリクエスト、PERFリクエスト、WINDリクエストなどがあります。T/Oリクエストでは、出発滑走路(30R)を入力するか、リストから別の滑走路を選択する必要があります。これにより、FLEX、FLAP設定、 V REFの情報が表示され、これらをすべてTOデータに追加できます。





なお、フライトデータを完成させるには、もう1つ手順が必要です。これはEFBタブレットのW&B(重量とバランス)タブで行います。Simbrief で作成した重量デ-タ(ペイロード、ブロック燃料、タクシー燃料、トリップ燃料)の重量を入力する必要があります。これらの情報は、完了したら、下部の 2 つのボタン「Apply W&B to aircraft」と「Apply W&B to FMS」を押して読み込みます。

その他の主な改善点
FMS以外では中央のエンジン出力関係の表示オプションでテープ表示に変えることが出来ます。
(右側がテープ表示、左が通常の表示)
メインの貨物デッキも見た目が良くなりました。また、これまではコンテナが搭載されるとコンテナが消えてしまったのが今回のバージョンから消えなくなりました。但し、コンテナは計4機しかありません。
今回のバージョンの主な点をご説明しましたが、やはりSimBreifと連携したFMSの使い勝手向上が一番かと思われます。MSFSの各種機体と比べてもやはりSimBreifとの連携が遅れれていると思いますので、今後作成したフライトプランが一層取り込み安くなる機体が増えればと期待します。













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