フライトシミュレーター界で話題になる2大タイトル、Microsoft Flight Simulator 2024(MSFS) と X-Plane 12。 グラフィックはMSFSが圧倒的と言われる一方でフライトモデルはX-Planeが強いとも言われたりします。しかし「実際どっちがリアルなのか?」は意見が分かれるところでしょう。私は両方とも所有しており遊んでいますが、今回は両者を実体験ベースで自分なりに比較してみようと思います。(あくまでも私見ですのであしからず)
グラフィック・地上の表現
まずは、グラフィックや地上の表現ですが、これは言うまでもなくMSFSに軍配が上がると思います。衛星デ-タベースによるリアルな地形で世界中の有名な建造物も再現されておりVFRで低空飛行して下界を眺めるのが楽しいです。一方のX-Plane12はデフォルトでは山や海と言った自然風景はそれなりに表現されていますが建物や道路等が貧弱です。しかし、X-Plane12でもアドオンを導入すると地上の風景が良くなります。以前取り上げたAutoOrthoやXPlane Map Enhancementです。そして、これらと併用してSimHeavenのX-WORLDの好みの地域をインスト-ルすればMSFSと同じまでとはいきませんがかなり地上の表情が豊かになります。私はエアライン中心に飛ばしますので下の詳細な風景はさほどこだわりはありませんが、動作が軽めのX-Plane12がどちらかと言うと良いかなと思います。
フライトモデル(操縦感)
主にエアラインを良く飛ばしますのでこの点での個人的な感覚となります。また、PCのスペックによっても変わってくるかと思います。まず、MSFSは飛ばしていると何か”ふわふわ”と言うか”もさもさ”とした感じがして操縦しにくいかなと感じます。一方、X-plane12はうまく表現が出来ませんが、しっかりと飛んでいるという印象で、空力ベースの物理計算 や失速・横風・アプローチがリアル寄りだと思います。やはり、訓練用途でも使われているエアラインもあるようでこの点ではX-Plane12が良いかなと感じます。勿論MSFSは一番ベーシックなものでも膨大な飛行機から選べますので操縦しやすい小型機などはあるかもしれません。まだまだその辺りは開拓できていません。
アドオン・機体環境
有料機体を中心としたアドオンで特にエアライナーについては、MSFSにはPMDG / Fenix / iniBuilds などが豊富にそろっています。特にiniBuildsについてはエアバス機を中心とした相次ぐリリ-スで気を吐いていますし、PMDGはボーイング737,777とFSX時代から良質なアドオンをリリ-スしアップデ-トを継続しています。MSFSの有料機体は見た目も良いものが多いと感じます。価格もX-Plane12用よりやや安価です。また、無償機体もFlyByWireのA320やA380他 良質な機体もあります。一方、X-Plane12の方は、システム重視の機体で、開発はやや硬派だが完成度は高いものが多い印象です。またMSFSにはない研究レベルのB767や757などもあります。ただし、お値段も高めな設定です。一方、無償機体ではZIBOのB737は外せないでしょう。有償でもおかしくないレベルです。以上から両者ともに甲乙つけがたい結論となります。
空や雲
やはり飛行機を飛ばすゲ-ムですから空や雲、大気の描写は重要ですね。どちらのゲームも素晴らしい描写なのですが、個人的にはX-Plane12の方が自然な雲や空に近いと感じます。また、ヘイズのような遠方が霞んだ様子がよく表現されており太陽の光と混ざり合って良い感じが出ています。これはMSFSでは見られないように思います。一方、MSFSはどちらかと言うと映画やアニメのようなコントラストがはっきりした描写と言ったら良いでしょうか。これはこれで目が覚めるような美しさがあると思います。以下はそれぞれの空と雲の雰囲気です。(A340がMSFS、MD-11がX-Plane12)
結論としては「美しい景色を楽しみたい」ならMSFS 、「本物の空気感や大気のリアリティを味わいたい」ならX-Plane 12でしょうかね。
結局どっちがリアルか
結局どっちがリアルか?なのですがどちらもリアルだと私なりに結論付けたいと思います。なおそのリアルと言うのは見た目の綺麗さではMSFS、操縦特性のリアルさではX-Plane12と言う事で。見て楽しむエンターテインメント性なMSFS、一方で航空力学や操縦の勉強を目的とした本物の志向のX-Plane12ですね。どちらも引き続き楽みたいと思います。




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