フライトシミュレ-タでも参考になる本 3冊

フライトシミュレ-タ
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フライトシミュレータは楽しいゲームですが、ある程度航空関係の知識がないと買ってすぐには簡単に飛ばせないゲームです。色々な航空知識を身に付ける事がこれはこれでまた楽しいものですが、いざ本などで勉強しようとすると結構専門的なものが多いです。そんな中でこれらの知識が得られる入門的な本を3冊ご紹介します。

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旅客機の操縦の流れがよくわかる1冊 「ジェット旅客機の操縦」中村寛治著

この本はフライトシミュレーターで特に旅客機を飛ばす際にとても役に立つ本です。著者はANAの元パイロットで、パイロットが行うすべての仕事を、詳細なカラー図解でまとめられており、出発準備から着陸するまでフライトの流れに沿って、パイロットの操作や装置のしくみについて解説されています。内容としては「エンジンはどうやって始動するのか?」、「どこまで上昇、どのぐらいの速さで飛べるのか?」「オートパイロットの使い方」、「エアバスとボーイングの操縦方法の違い」等々とても興味深い内容でフライトシミュレーターで遊ぶ際の一助となります。操縦方法のモデル機としてはボーイング777とエアバスA330が取り上げられておりボーイング機とエアバス機との操縦方法の違いもよく分かります。また、ひと昔前の飛行機(本書ではボーイング727)の操作や装置のしくみについても触れられています。旅客機操縦についてはまずはこの1冊を読んでみては如何でしょうか?

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フライトドキュメント 「ボ-イング777機長まるごと体験」 秋元俊二著

こちらの本は10年ほど前の刊行でアマゾンで確認してみると既に新品では取扱いが無く、電子書籍版か古本を探すことになります。内容はパイロットが航空会社へショウアップ後、飛行機へ乗込み、出発(成田)から到着(パリ)までをドキュメント形式で書かれています。先ほど紹介した「ジェット旅客機の操縦」と比べるとあまり飛行機の操縦方法を詳細に記載したものではありませんが、大きな流れはつかめるかとは思います。取材協力はANAで、モデルはANAのフライトがベースとなっているようです。また、多少ですがANAやスタ-アライアンスの宣伝も入っています。なお、著者はパイロット経験者ではなく航空ジャ―ナリストの方です。

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航空管制をまずはこの一冊で 航空管制「超」入門  藤石金彌著

離陸から着陸まで、航空機の安全な運航に欠かせないのが航空管制です。フライトシミュレータで飛ぶ際にも航空管制官とのやり取りを通じて飛行する事が多いので、ある程度の知識は持っておいた方が良いでしょう。航空管制に関する本は色々と出ていますが、本物の管制官を目指す方のために書かれた専門的な本なども多く、難易度が高いものが多い一方、趣味としての航空管制の知識を得るための本もいくつかあります。その中でも今回ご紹介する「航空管制”超”入門」はタイトルの通り「超」と付くだけあって全くの初心者も読める内容となっています。本書は、「航空管制とはなにか」という基礎のキソから、航空管制の基本的な流れを説明しています。さらに、パイロットと航空管制官との実際のやり取りのシミュレ-ションや、過去に起きた事故と事故防止策などを、カラー図解と豊富な写真で紹介されています。

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その他にも色々と航空知識が身に付けられる新書サイズの本が多い

今回ご紹介した3冊はいずれもSB Creativeのサイエンス・アイ新書と言うシリーズから出ているものですがこのシリーズでは航空関連の本がその他にもいくつか出ています。航空に関する本は新書サイズの科学系の分野の本で結構見かけます。また、「月刊エアライン」と言う雑誌でおなじみのイカロスと言う出版社からも多く見かけます。皆さんも色々と読書を通じてプロのバーチャルパイロット目指されては如何でしょうか?

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