ロシア語は難しい言語として知られています。私も大学でロシア語を学んでいましたが、卒業後は長い間、使う機会がありませんでした。しかし数年前から再び学習を始め、50歳を過ぎてロシア語能力検定(露検)4級そして3級に合格することができました。若い頃よりは脳は衰えてきていますが、まだまだ努力次第でなんとかなるものです。この記事では、学び直しの際に役立った勉強法や感じたことを紹介します。今、同世代の方でチャレンジしようとされている方への参考になればと思います。
学び直しで最初に悩んだこと
うん十年ぶりに学習を再スタ-トするに当たっては、何から始めようかと悩みましたが、どれくらい頭にロシア語が残っているかも確認しながら学習を再開しました。大学時代に使っていた辞書や単語帳は捨てずに実家に眠らせてありましたので、それらも活用すべくまずは何か入門書を1冊購入する事にしました。
標準ロシア語入門
入門書として白水社の標準ロシア語入門を購入しました。以前のブログでも登場しました。

ロシア語のいくつかある入門書の中でも昔からの定番で、多色刷りでもなく味気ないですが内容はしっかりしています。他にはこれも古いですがNHK出版の書籍も良さそうです。また、語学学習で良く取り上げられるエクスプレスシリーズは本格的に語学をやるには物足りないと思います。
ロシア語は例文と変化形暗記が重要
購入した白水社の方は実用的な例文が多く、これらを全て暗記すればしっかり力が付きます。私もレッスン毎に出てくる基本例文と応用例文を何度も声に出して暗記しました。やはり、語学は何度も声に出して暗記し脳にすり込むぐらいが大事です。特にロシア語は格変化が山ですので例文暗記をしながら確変化の形を覚えることが大切です。そして、この本に出てくる単語も全て覚えましょう。見出し語だけではなくきちんと変化形もです。ロシア語は英語の様に見出し語だけを覚えるのではなくきちんと辞書で変化形を確認する事が大事です。私はこの本を5周はしました。これだけでロシア語能力検定3級までの基礎力は固められると思います。
入門書は2冊やるのがいい
私は、この標準ロシア語入門を中心にやりましたがもう一冊入門書は読みました。理解しにくい内容があった場合、別の書籍では意外とわかりやすく説明がされている場合があります。よって入門書は2冊読むのが良いですね。ちなみに2冊目はこれを購入しました。

過去問で試験形式に慣れる~過去問は解説を読むべし~
書籍で基礎を固めたら実際に過去問を解いて実践です。過去問は1部550円(送料別途)で東京ロシア語学院から購入できます。やや出費となりますが最低でも5年分は入手しましょう。この過去問の良い所は単に回答が掲載されているだけではなく解説がとても詳しく書かれています。語学検定試験でここまで親切に書かれている過去問は見たことが有りません。マークシ-トではなく筆記主体の書かせる試験ならではです。繰り返し解いて、繰り返し解説も読みましょう。出るところは毎年似たようなものです。
和文露訳が一番難関
とにかく露検は書かせる試験です。特に和文露訳が一番難関と思います。少なくとも私はそうでした。問題の日本語文が一癖ある文なのでロシア語への変換に苦労しました。日本語の意味をかみ砕いて直訳よりも大きな意味を掴んでロシア文にするのがポイントです。これも日頃から多くの例文暗記が大事だと思います。暗記も文章の意味はともかく文の構造、格変化も意識して暗記しましょう。
合格までの期間(学習開始→4級合格まで)
露検は未受験だったためまずは4級合格を目指しました。上記の内容で学習を開始し、約半年後に受験、幸い1回で合格する事が出来ました。初めの3~4カ月を入門書での学習、残り1~2カ月を過去問演習に充てました。やはり和文露訳に最後は重点を置きました。
3級受験へ
次は3級合格に向けて学習を継続しました。半年後の受験を目標に購入した入門書を用いての例文暗記、過去問を取り寄せての演習を行いました。大きくは4級と変わりません。3級は関係代名詞や命令形や数字の問題が出ています。ロシア語の命令形は規則正しい変化が大半ですがいくつかある例外パタ-ンが必ず出てきますのでその辺を押さえることが大事です。また苦手な和文露訳は更に長く、洗練された?!日本語文になっています。引き続き日本語にかみ砕いて大きな意味を掴んで露訳する練習を継続しました。そして半年後に試験を受けました。
不合格・・・
4級合格から半年間の学習結果は…”不合格”でした。やはり、和文露訳の点数が他よりも低いのが足を引っ張った原因と反省。また、語彙不足も痛感しました。次の試験に向かって、この辺を中心にウェイトを置き再チャレンジに向けて学習しました。和文露訳は、チャットGPTを活用し露作文を作り添削をしてもらいました。完璧を求める事は出来ませんがチャットGPTは便利です。
2回目のチャレンジ→合格
半年後に再チャレンジをしました。相変わらず露作文は歯ごたえがありましたが、前回よりは語彙もわかるものが増えて”これはひょっとしていけたかな?”とかすかな確信を持ちました。そして結果は合格でした。諦めずに継続すれば私のような年齢でも合格できるもんだなと思いました。露検は筆記主体ですので単語を格変化を含めて正確に覚え、露作文をしっかり対策する事が合格へのポイントだと思います。次の目標は2級ですが2級からは格段に難しくなります。何回目で合格できるかは未知数ですが頑張りたいと思います。


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