英語のヒアリングにもおすすめ!~今聞ける英語が母国語の短波放送~

ラジオ BCL
スポンサーリンク
Pocket

今から35年ほど前、英語の勉強に海外の国際放送を活用していました。当時は既にBCLブームは終わっていましたが、まだ多くの短波放送局がありました。今のようにインタ-ネットもなく、海外からの生の英語を聴く手段として活用していました。今は当時と比べて放送局は激減、まだ放送は聞けますがダイヤルを回しても聞こえてくるのは中国語の放送ばかり。そんな中でも英語が母国語の放送局で今比較的安定して聞こえる3局を挙げてみました。どれも、この短波放送衰退の時代に残っている貴重な放送局で英語の勉強にも活用できそうです。

スポンサーリンク

BBC (イギリス)

1局目は言わずと知れた英語の本家であるイギリスのBBCです。昔(30数年前)はほぼ朝から夜中までどこかの周波数で聞こえていたものです。日中なら15280kHzや15360kHz、夜間なら9740kHzや11750kHzなどで安定して聞こえていました。そんなBBCですが、どんどんと聞こえる時間が減少し、昼間はほぼ聞こえなくなりました。現在では安定して聞こえていたシンガポール中継が廃止され、オマーンや大西洋のアセンション中継の電波を狙うしかなくなりました。両中継共に時間帯によっては結構入る時もあります。

シンガポール中継が廃止され東アジア向けサービスもなくなり一層ネットで聞くしかなくなってきましたが、ラジオで聞くのがノスタルジーに浸れて良いんですよね。国際情勢を知ることが出来る定評のあるニュ-ス番組や音楽、スポ-ツ番組等相変わらず興味深い番組が多いです。

World Service - Listen Live - BBC Sounds
Listen live to BBC World Service on BBC Sounds

RNZ Pacific (ニュ-ジ-ランド)

以前はRadio New Zealand Internationalの局名で知られていましたが今はRNZ Pacificと言うブランド名となっています。この局は昔は今ほど強力に聞こえなかったように思います。ここは夜間よりも午後の方が安定して聞こえますが、最近は夜間の放送も高い周波数帯へ変わったためか良く聞こえています。ニュ-ジ-ランドも英語が母国語で英語で放送されていますが、南太平洋地域のニュ-スも報道される関係で、それらの地域で話されている言語のニュ-スも放送されています。番組は国際放送専用の番組と言うよりはニュ-ジ-ランド国内番組のリレ―放送が主となっています。なお、この地域の代表的な放送局であったラジオ オ-ストラリアが数年前に短波放送を終了しましたので、貴重な英語が母国語の放送局となります。

RNZ - NZ News, Current Affairs, Audio On Demand
New Zealand's public broadcaster, providing comprehensive NZ news and current affairs, specialist audio features and doc...

KNLS(アメリカ合衆国アラスカ州)

アラスカのAnchor Pointに送信所があるキリスト教系の国際短波放送局ですが、番組はアメリカ本土のWBC(World Christian Broadcasting Inc.)で制作されています。英語、中国語、ロシア語で放送されていますが30年ほど前には日本語放送もありました。英語放送は1時間単位で夕方から深夜にかけて4回放送されています。なお、宗教局なので聖書に関するお話もありますが、それ以外にポップスやロックと言った音楽や宗教以外の文化に関する番組もあり結構楽しめる内容となっています。受信状態も安定して英語の勉強にも活かすことが出来ると思います。

KNLS International English!
KNLS.ORG, World Christian Broadcasting Alaska...

以上、今聞ける英語が母国語の短波放送局を挙げてみました。今時、英語のヒアリングに短波放送を活用している人は多くはいないでしょうが、たまにはラジオ受信機から聞こえる温かみのある音で英語のヒアリング力アップに活用してみては如何でしょうか?

コメント